先日観戦した試合で、プロスタッフを使用してボールをしばきまくっている選手を見て『俺もあれを使えばボールをしばけるかも!?』というラケット頼り病が発病してしまい、借りてきました。
そういうわけで、使用感を記事にします。
Wilson PRO STAFF 97S インプレッション
デザイン
一時期フェデラーが黒塗りラケットを使用していて話題になりました。
そしてベールを脱いでこのデザインが披露されました。
赤と黒基調でシンプルで強そうな雰囲気を醸し出していて素敵だと思います。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
310g | 97平方inc | 27inc | 19.5mm | 18×17 | 335mm |
重量は310gとそれ程重くはありませんがバランスが335mmと若干トップヘビー気味。
素振りをした感じでは振り抜きが良く、気持ち良くスイングができそうな感触です。
先日試打をした、バーン95jはトップヘビーすぎて、咄嗟に面をつくることがてきず使いこなせませんでした。
プロスタッフはどうでしょうか…
ファーストインプレッション
ショートラリー程度のスイングスピードではフレームの硬さが印象に残ります。
予想通り振り抜きは非常に良いです。
ボレーボレーでは芯を外すとボテボテになってしまします。
芯で捕らえられれば、フレームがボールをつつんでくれてからボールを運べるような感触でした。思った所にコントロールできそうです。
ストローク
自分のタイミングで厚く捕らえられたときは、求めていた音に近い打球音でしばけたと思います。ただし差し込まれた時のように、ラケットのどこでも良いから当てて返したいというシチュエーションでは厳しかったです。
芯で打てた時は、ラケットがしなる(?)のか、柔らかいフレームのような感触で打てます。
芯を外すとしならず硬い板で打っているような感触です。
流石は伝統のあるラケットは難しいなと感じました。
ボレー
ボレーも芯で打てれば柔らかい感触で打て、打ちたい場所へコントロールできました。
しかし、芯を外すと(以下同文)
若干トップヘビー気味なので、バーン95Jのように咄嗟のボレーが難しそうと予想していましたが、意外と問題なく、普通にこなせたと思います。
トップヘビー気味なバランスはあまり気にすることはなさそうです。
サービス
ラケット自体のパワーがない分、擦る薄い当たりのサービスではただでチャンスボールを献上しているようになってしまします。
厚く捕らえられれば、ストロークと同様柔らかい感触で打つことができます。
しかし、ただ厚く捕らえても確立が低ければ、試合では使えません。
厚く捕らえて回転をかけないとラケットの特性は生かせないと思います。
この技術を習得されている方には最高の武器になるのではないでしょうか。
先日の県本戦で使用していた選手のように。
今の私のテーマである厚く捕らえるスピンサーブを練習するには良いラケットかもしれません。
まとめ
上級者用ラケットは何本も試打していますが、プロスタッフが芯で捕らえた時と、外した時の差が一番ではないかと思います。
芯で捕らえた時の音、感触は本当に爽快なので、プロスタッフしか使えない!という選手がいるのも納得できます。
厚い当たりが前提となるラケットと感じました。
黄金スペックでは飛びすぎるし、感触が鈍いという不満を感じている方にはオススメできるラケットです。
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