Wilsonさん企画のモニターラケットキャンペーンに当選し、ウルトラ108を打つことができました。
キャンペーンでは、ウルトラ100や100L等のスペックも選ぶことができたんですが、最近「デカラケ」を打った記憶がなく、
「最近のデカラケってどんな感じなんだろう」
と興味を持ったのが108を選んだきっかけです。
試打前はデカラケに対し、
🙆♂️よく飛ぶ
🙆♂️楽(アシストしてくれる)
🙅♀️コントロール性がイマイチ
🙅♀️振り抜きが良くない
🙅♀️打ち負けやすい
上記のようなイメージを持っていましたが、ラケット素材の進化か、私の身体が劣化したのか、印象が少し変わりました。
一般的なおっさん週末テニスプレーヤー視点で使用感をまとめてみたいと思います。
ウルトラV3.0の特徴
ストリングの撓みを追求した、これらのテクノロジーがウルトラv3.0の最大の特徴です。
フレームのしなりではなく、ストリングの動きで柔らかい打球感を実現してくれています。
詳細はこちらにまとめています。
ウルトラ108 V3.0のスペック
ULTRA108 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
270g | 108平方inc | 27.25inc | 26-27.5-25mm | 18×16 | 335mm |
- でかい
- あつい
- かるい
三拍子揃ってます。
はたして使い心地は・・?
ファーストインプレッション
ウォーミングアップでは、
- 抜群の引っかかり感
- 飛びの良さ
が印象的でした。
大きい面に、18×16という粗めのストリングパターンなので、「Sラケ」のような引っかかり感が味わえます。
「Sラケ」とはWilsonの「Spin Effect」モデルのことで、ストリングパターンを粗くしてスピンをかけやすくしたモデルを指します。
打球感は軽めで柔らかさが感じられます。
ストローク
「吹っ飛んじゃうのかなぁ」と思いながら打ち始めましたが、ここは予想を良い方向に裏切られました。
回転のかかりが良いというのもありますが、普通にしっかり収まってくれます。
また、面の向きが感じ取りやすく(デカイからなのかな・・・)、厚くとらえ易いという印象もありました。
厚くとらえるとストリングの撓みでボールが乗り、適度な反発でボールを飛ばしてくれます。
この撓みが「柔らかい打球感」の源です。
ちょっと馴染めなかったのは、浅い弾まないボールの処理。
引っ掛けて持ち上げるボールがイメージよりも上がり、オーバーしてしまうことが多かったです。
振り抜きに関しては、270gと軽量なこともあってか、違和感なくスイングすることができます。
「軽量&大きな面」の組み合わせで気になるのは、打ち負け感の有無だと思います。
同年代の県上位プレーヤーとの練習でしたが、打ち負ける感覚はほとんどありません。
それよりも、
✅面が大きいことによるスイートエリアの広さ
✅ストリングの撓み
の恩恵で逆にしっかり返せたんじゃないかと感じています。
若い選手のイキが良い球だとまた違うのかもしれませんが、私が主に試合をする相手であれば「打ち負けを心配する必要はない」という評価です。
ボレー
私くらいの技術だと、面のデカさは「正義」ですね。
ボレストラリーで、当たり損ねて「ボテッ」となることが少なくて、卒なく確率良く返球することができました。
多少あたり損なったとしても、ちゃっかり相手コートに返ってくれるのはありがたいです。
衝撃も少なく身体に優しいのも良いですね。
サービス
サービスではスピンサーブの変化を楽しむことができました。
今のメインラケット(スピードS)よりも長い距離ボールを触っていられる感覚があり、高い弾道で変化の大きなサービスを打つことができました。
スピード感はそれほどありませんでした。
ヘッドの返しの部分で少し抵抗を感じ、イメージ通り走らせられなかったのが原因かもしれません。
変化で相手を崩すプレーに適していると思います。
ラケット評価チャート
まとめ
正直打つ前は、「カスカスの打球感で強いショットには弾かれる」というイメージがありましたが、今回の試打で大分印象が変わりました。
- 適度な反発
- 広いスイートスポット
- 抜群の回転性能
これらの特徴があり、試合に強いラケットなんじゃないかと思います。
派手さはないけど、確率良く返せて、回転を使った変化で追い込むプレーがやりやすく感じました。
技で勝負していくタイプにオススメです。
興味があったら試してみて下さい。