ヘッドラケットで最も長い伝統がある「プレステージ」シリーズが新たなテクノロジーを搭載しリニューアルされます。
2022年には35周年を迎えます。
これほど歴史があるのは、「グラファイト」や「プロスタッフ」くらいですかね。。
ぼくのイメージでは、ワインレッド&フルキャップでめちゃめちゃ強い先輩方が使っていた「強者のラケット」
多くのトッププロに愛用されていたモデルですが、やはりイバニセビッチのイメージが強烈に残っています。
これを使えばあんなサーブが打てるんじゃないか!とか思ったり思わなかったり。。
こんな伝統のラケットにどんなテクノロジーが加わったのか、どんなラインナップとなったのか、情報を整理していきたいと思います。
プレステージ2022のデザインは?
画像だとわかりづらいですが、シャフト部はマットなブラックでフレーム部分は光沢ありのレッドブラウン?、赤でも茶でも黒でもない絶妙な深い色味です。
ひとつ言えるのは「強そう」ということ。
プレステージ2022の特徴は?
近年のヘッドラケットは「グラフィン」という素材を使用していて、搭載する場所を変更したり、スパイラルファイバーを組み込んだりしながら、「グラフィン360+」が最新でした。
新作も当然グラフィンが使用されているのですが「グラフィン インサイド」と表現されるようになり、グラフィン はデフォルトですよというスタイルに変わりました。
ではどんな新テクノロジーなの?
というと、デフォルトであるグラフィン360のパワーを活かすため、ラケットのヨーク部分に「オーセチック(Auxetic)」と呼ばれるテクノロジーを搭載。
これはインパクト時にヨークの部分が一瞬変形して戻るという動きをすることに着目し、この動きを極力均一化させるための技術です。
なので、少しセンターを外しても打球感がそれほど変化しない
という効果が期待できます。
プレーヤーとしてはスイートスポットが広がるような感覚があるんじゃないかと想像します。
「プレステージ=スイートスポット小さい」
の印象が変わるモデルになるかもしれませんね!
プレステージ2022のラインナップとスペックは?
ラインナップには大きな変化がありました。
- プレステージPRO
- プレステージTOUR
- プレステージMP
- プレステージMP L
この4機種となります。
93sqincの「MID」はラインナップから外れました。
時代の移り変わりですかね、ちょっと寂しさがあります・・
それぞれの詳細スペックは以下の通りです。
Prestige PROスペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
320g | 98平方inc | 27inc | 20mm | 18×20 | 310mm |
Prestige TOURスペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 95平方inc | 27inc | 22mm | 16×19 | 315mm |
Prestige MPスペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
310g | 99平方inc | 27inc | 21.5mm | 18×19 | 320mm |
Prestige MP Lスペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 99平方inc | 27inc | 21.5mm | 16×19 | 315mm |
今後ヘッドラケットはこのようなラインナップとなっていくようです。
- 最もヘビーなスペックを「PRO」
- 次にハードなものを「TOUR」
- スタンダードモデルを「MP」
このような名称とするようです。
前作と新作のマッチングをすると、
- 前作の「MP」が新作の「PRO」
- 前作の「PRO」が新作の「TOUR」
- 前作の「TOUR」が新作の「MP」
- 前作の「S」が新作の「MP L」
このようになります。
名前とスペックが大きく変わったので今までの後継というだけで(名前だけで)選んでしまうと全然違う!ということになるので気をつけてくださいね!
まとめ
以上、プレステージ2022の新作情報でした。
個人的には新テクノロジーのオーセチックで扱いやすさがどれくらい増したかが気になるところ。
発売は 2021/11/4 予定となっています。
発売まで楽しみに待ちましょう!
実機を打つことができました。
ボレーのハードルが下がって扱いやすくなった印象。
オーセチック効果でしょうか?