ヘッドラケットの中で、プレステージに次ぐコントロール系シリーズ「グラビティ」の新作が公開されました。
グラビティといえば、
- ラケットの表と裏で異なる配色でカッコ良い!
- 歴史は浅いが近代テニスに必要な要素が盛り込まれたハイスペックラケット!!
という特徴があって、男女問わずトップ選手も使用している人気モデルです。
2023年モデルはグラビティ3代目となるモデルです。
2代目は初代から配色が変わっただけ(?)でしたが、2023年モデルには新テクノロジーが搭載され、バージョンアップしました。
最新の情報が公開されたので、整理をしてまとめていきたいと思います。
グラビティ2023の特徴は?
- AUXETIC(オーセチック)
- GRAPHENE INSIDE(グラフィン・インサイド)
- SWEET ZONE(スイートゾーン)
- FLEX GROOVE(フレックス・グルーブ)
- ELLIPTICAL BEAM(エリプティカル・ビーム)
①のオーセチックが2023年の進化ポイントで新たに搭載されるテクノロジーです。
インパクト時に起こるラケットの変形っぷりを均一化させて、打球を安定させる効果があります。
オフセンターでも打球の質が落ちにくいという効果があります。
グラビティにもオーセチックが搭載されることで、ヘッドラケット全てのシリーズにオーセチックが搭載されることになります。
②〜⑤は踏襲される機能です。
③SWEET ZONEは、グラビティ独特の「ティアドロップ型」形状を採用することで、ラケットトップ部がワイドになり、先端付近でも強烈なスピンが打ちやすくなっています。
ラケット先端で打つことが多い近代テニスに適合させたテクノロジーです。
④FLEX GROOVEは、フェースの5時と7時の部分に搭載されている深い溝です。
溝はグロメット搭載溝で、打球時の撓みの柔軟性を高めてインパクトのフィーリングを向上してくれます。
某社のラケットにも深い溝は主要テクノロジーとしてありますよね。
打球フィーリングには重要な要素みたいです。
⑤ELLIPTICAL BEAMは、フェース2時・10時方向に採用された楕円の断面形状を指します。
この形状にすることで剛性を高めることができ、パワーロスを防ぐことが可能になりました。
近代テニスに適合させた、最新テクノロジー搭載ラケットと呼べますね!
グラビティ2023のデザインは?
2023年モデルも表裏のデザインは異なっているんですが、使われている色は同じ。
配色パターンのみ異なっています。
まだ現物を見ていないのですが、もうカッコよくないですか?
派手すぎず、落ち着いた配色の中にお洒落さがあって、惚れそうです。
今年のヘッドラケットはデザインがキテますね。
先日発売されたラジカルも相当カッコ良かったし。
グラビティ2023のラインナップとスペックは?
- GRAVITY PRO
- GRAVITY TOUR
- GRAVITY MP
- GRAVITY MP L
- GRAVITY TEAM
- GRAVITY TEAM L
上記6機種が登場します。
これだけあれば自分に合うスペックが見つけやすいですね。
それぞれの詳細スペックはこちらです。
GRAVITY PRO スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 100平方inc | 27inc | 20mm均一 | 18×20 | 315mm |
GRAVITY TOUR スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 100平方inc | 27inc | 22mm均一 | 18×20 | 320mm |
GRAVITY MP スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
295g | 100平方inc | 27inc | 22mm均一 | 16×20 | 325mm |
GRAVITY MP L スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
280g | 100平方inc | 27inc | 22mm均一 | 16×20 | 325mm |
GRAVITY TEAM スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
285g | 104平方inc | 27inc | 24mm均一 | 16×20 | 325mm |
GRAVITY TEAM L スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
270g | 104平方inc | 27inc | 24mm均一 | 16×20 | 335mm |
ラインナップが5機種→6機種となり、さらに充実しました。
既存モデルのスペック変更はありません。
クロスストリングは全て「20」というところにこだわりを感じますね。
ストリングの動きは控えめにしてフレームのしなりでコントロールする、こんなコンセプトなんでしょうね。
【参考】CPI値は?
ヘッドラケットのラケットパワー指標である「CPI値」
グラビティは以下のようになっています。
GRAVITY PRO | 200 |
GRAVITY TOUR | 300 |
GRAVITY MP | 400 |
GRAVITY MP L | 500 |
GRAVITY TEAM | 600 |
GRAVITY TEAM L | 700 |
他のシリーズとの比較をしたい場合はこちらに一覧を作ったのでご参照ください。
まとめ
以上、グラビティ2023年モデルの情報でした。
発売は2023/4/13が予定されています。
発売が待ち遠しいですね!
人気が出ると思うので、即ゲット希望の方は予約をお勧めします。
予約開始されてます
実機のインプレはこちら
グラビティMP 2023の実機を打つことができました!
しなりの柔らかさと、適度な反発のバランスが良くて扱いやすいラケットでした!
詳細インプレはこちらです!
初代グラビティのインプレはこちら
HEAD グラビティ2023 Q&A
- グラビティ2023ってどんなラケット?
2019年にヘッドから発売された新シリーズの最新作で、トッププロではズベレフやルブルフが使用しているラケットです。(詳細はこちらの記事でご確認下さい)
- グラビティ2023の特徴は?
ティアドロップ型のフレーム形状を採用しスイートスポットを上部に拡大させ、近代テニスに順応させています。さらにオーセチックを搭載させることで、オフセンター時のブレも抑えてくれて扱いやすさも向上しています。表裏のデザインが異なるのもグラビティならではの特徴です。(詳細はこちらの記事をご覧下さい)
- グラビティ2023のラインナップは?
「GRAVITY PRO」「GRAVITY TOUR」「GRAVITY MP」「GRAVITY MP L」「GRAVITY TEAM」「GRAVITY TEAM L」の6機種展開です。(それぞれの詳細スペックはこちらの記事でご確認ください。)
本記事末尾に実機インプレを追記しました!
感想が気になる方はそちらも読んでみて下さい。