#モアアグレッシブ
をキャッチに生まれ変わったプリンスのビーストシリーズ。
ビーストはプリンスラケットの中でも老若男女問わず使用できる間口の広い人気モデルです。
今回の2024モデルは、前作から大きく以下2点の改良が施されています。
- 振動吸収性の向上
- ストリングの稼働を広げてパワーやホールド感の向上
一体どんな打球感になったのか、基本モデル(トラディショナル)である「BEAST100」を打ってきたので、感想をレポートしていきたいと思います。
ビースト 2024の特徴は?
冒頭に書いた通り、「振動吸収性」「ストリング稼働域」の向上が前作からの大きな変化です。
- 振動吸収性
これに関しては、振動浄化機能「P.V.S」の搭載箇所を従来の「グリップ」部分から、「グリップ+シャフト」部へ広げています。
これにより、さらに快適な打球感となっています。
- ストリングの可動域
フレーム外側のグロメットの角をとり、丸型にすることでインパクト時にストリング面が自然に撓むようになるため、より可動域が広げることができます。
これを「エクスパンド・パラレルホール」と呼び、パワーやホールド感の向上に寄与します。
ビースト 2024 のデザインは?
今作はオレンジ x レッドの組み合わせで「熱い」デザインになっています。
ビースト100 2024のスペックは?
BEAST100 (300) 2024 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 24-26-23mm | 16×19 | 320mm |
数値は前作と変わりありません。
ファーストインプレッション
中厚系黄金スペックなので、弾きが強いイメージが湧いてしまいますが、このビーストはしっとり系です。
ウォーミングアップの弱い当たりでも「振動の少なさ」がはっきりと感じられます!
あと、ボレーボレーをしていて感じたのが面の作りやすさ。
グリップのカド感があるので、正確にセットできるんじゃないかなと思います。
ストローク
強いインパクトにしても振動は少なくてしっとりした打球感で気持ちが良いです。
この数値のラケットにしては反発は抑えめだと思います。
なので、気持ちの良い打球感で気持ち良く(躊躇せず)振っていけます!
それよりももっと印象に残ったのは、面がバタつかないこと!!!
自慢じゃありませんがスイートエリアを外すのが得意で、面のバタつきを感じることが多いぼくが言うので多分間違いありません!
スイートエリアを外せば当然打球感は重くなりますが、グラグラしないのでそのまま最後まで持っていけるんです。
なので、ボールが大きく暴れずにコントロールすることができます。
回転性については想定通りという感じ。
しっとりホールドしてくれるので、イメージした通りに普通にかけやすい印象。
ボレー
ダブルスで「キャッチ力」に優れていて、こちらが決めにいったようなボールに対して面をうまく合わせて返してくる人いるじゃないですか。
このラケットは最初に感じた通り面の作りやすさがあって、ハーフボレーや相手の突き球といった咄嗟の反応で処理しなくてはならない時にいい仕事をしてくれて、「キャッチ力」を上げてくれるラケットだと感じました。
当然「面がブレにくい」という特徴もキャッチ力に大きく寄与していると思います。
「キャッチ力を上げたい」とお考えの方は是非お試しを!
サービス
ストリングの撓みが良いからか結構なスピード感のあるサービスが打てていたと思います。
ボールの質とはあんまり関係ないですが、インパクト音がいいっす!
ちょっと低めなんですが、透き通っているというか雑味がなくて綺麗な音がなります。
ので、テンションは上がりますね。
スライスの曲がり、スピンの跳ねはほぼイメージ通りで、自分の実力通りでした。
ラケット評価チャート
まとめ
以上、ビースト100 2024のインプレでした。
めっちゃ回転がかかるとか、めっちゃ飛ぶといった派手な特徴ではないですが、
- 面が作りやすい
- 面がブレない
- 振動が少なく気持ち良く打てる
と陰ながらプレーを支えてくれる要素が満載の頼りになるラケットだと思います。
興味があったら是非試してみて下さい!