🆕12月17日、HEAD最新「インスティンクト」シリーズが世界に先駆けて、日本で先行発売開始❗
グラフィン360を搭載した、「楽に強いボールを打ちたい」プレーヤーのためのラケットの誕生です✨https://t.co/McpRnjNpei#テニス #HEAD #テニスラケット #テニス365 pic.twitter.com/kdo9eiuysf— tennis365.net テニス365 (@tennis365) 2018年12月17日
海外では2019年1月発売予定のグラフィンを360度搭載した「グラフィン360インスティンクト」。
日本では2018年12月に先行発売されました。
インスティンクトといえば、シャラポワやベルディヒが使用しているモデルでHEADの軸シリーズとしてラインナップされています。
HEADといえば、
- プレステージ
- ラジカル
- スピード
- エクストリーム
- インスティンクト
これらのシリーズが有名ですね。
この中でインスティンクトは「最もラケットパワーがある(簡単に飛ぶ)タイプ」として位置づけられています。
グラフィン360化してどのような打球感になったのか、早速新機種を打つことができたのでレポートしていきます。
新型インスティンクトの特色
グラフィン360化
名前の通り、フレームの360度にグラフィンが配合されるようになりました。
これまで、スピード、エクストリームが360化してきてどちらも「面剛性」が上がった印象をもちました。
剛性があがることで、面ブレがなくなり打球感がクリアになってコントロール性が向上します。
クロスセクション
フレームの形状を工夫し、スイートスポットが広くなっている模様です。
よく見るとフレーム内側のストリングホールが少し尖っているように見え、形状的に若干三角形になっています。(・・表現が下手ですみません・・)
デザイン
グラフィン360シリーズのカラーリングです。
画像では伝わりにくいですが、根本部分はブラックではなく濃い紺色となっています。
個人的には過去のインスティンクトシリーズの中で1番カッコいいと思います。
スペック
スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23-26-23mm | 16×19 | 320mm |
黄金スペックど真ん中のスペックです。
スペック的には前作の「グラフィンタッチ インスティンクト」と変更が無い模様。
普段薄めのラケットを使っているので、最大26mmのフレームは結構厚く感じます。
ファーストインプレッション
普段使用しているラケットよりバランスがヘッドよりにあるせいか、ちょっとずっしりとした感じがありました。
ミニラリーやボレーボレーをした感じでは「思ったより飛ばない」という印象でした。
ボールがラケットに乗る感覚があり、ある程度自分の力で飛ばす必要がある感じ。
飛ぶラケットというイメージが先行しすぎたのかもしれません。
このくらいの飛びであればコントール性も良さそう。
ストローク
ベースラインからしっかり振った時に「面剛性」の高さを実感しました。
これくらい面がぶれずに強いと狙った通りのコースへ打つことができます。
相手のクロスをダウンザラインにアプローチという展開のショットで、逆クロスに流れずしっかりストレートへコントロールすることが可能でした。
コントロール性は高いですが、オフセンター時の衝撃は少し強めです。
強いフレームなのでしょうがないですね。
ちょっと気になったのが、球際の処理をする時にラケットが重いという点。
相手の強くて深いボールに対し咄嗟に対応したい時の操作性が少し悪く感じました。
320mmというバランスポイントの影響かもしれません。
ただタイミングさえ合えば、相手の強烈なボールに軽い力でも打ち負けることなく返球できるのは魅力です。
一長一短ですね・・
ボレー
基本的に楽にボレーができるラケットだと思います。
ただファーストインプレッションで述べた通り、一瞬ボールが乗るので、深く打ちたい場合はしっかり運ぶスイングをしてあげないといけません。
そこまで弾き感は強くない印象を持ちました。
当てるだけで深く返る(デカラケのような)ラケットではないですね。
ブロック系の速いボレーについては、面ブレしない効果で高い安定性がありました。
グラフィン360シリーズ共通してブロック系のボレーが打ちやすいと思います。
サービス
サービスは残念ながら私の感覚にちょっと合いませんでした・・
インパクト後にラケットヘッドが走らないというか、スイングスピードが出ないというか、振り抜きがいまいちというか・・
こんな感覚だったのでキレを出すことができずにちょっと苦戦しました。
回転はしっかりと掛かかり、変化をつけることができました。
特にスライスの曲がりはかなり良かったです。
縦長なフレーム形状の効果かもしれませんね。
ラケット評価チャート
まとめ
- ボールの乗りが良い
- 面ブレせずにコントロール性が良い
- 適度な飛び
- 全体的に振り抜きがいまいち・・
というのが私の正直な感想です。
振り抜きに関しては普段使っているラケットとの違いもあるので、使っているうちに慣れるものだと思います。
スイングスピードがそれほど早くないプレーヤーでも、ラケットのパワーでスピードのあるボールを打つことができると思います。
興味があったら是非試してみて下さい。
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グラフィン360インスティンクトSに変えた選手と試合をして、「その選手の球質がどのように変わったか」という視点で書いた記事です。
よく練習する仲だから分かる変化がありました。
進化したインスティンクトのインプレはこちら
「グラフィン360」から「グラフィン360+」に進化したインスティンクトの詳細インプレです。